近畿大学通信で司書資格を取得した記録

近畿大学の通信課程で図書館司書資格を取得しました(2018年度)

図書館情報資源概論 科目終末テスト(回答例)Q11~Q15

※設問の後ろのページ数は2018年度版テキストでの回答に使った参考ページです

※テスト課題は添削されていないので不正解の可能性もあります。あくまでも回答例です

※自分の勉強用にまとめただけのものなので誤字脱字あります 

 

<設問>

 Q11. 逐次刊行物の種類と特徴について、説明してください。⇒p.19

 逐次刊行物とは、完結を予定せず、同一のタイトルのもとに継続して出版されるもので、月刊、週刊など定期的に出版される定期刊行物と、不定期に刊行される不定期刊行物に分けられる。

  • 雑誌…定期刊行物で、学術雑誌、商業雑誌、ミニコミ誌、業界紙、ムックなどの種類に分けられる。図書と比較して、速報性が高い。
  • 新聞…時事的なニュースや報道などを中心に、世論に訴える定期刊行物で、図書や雑誌と比較して、速報性が高い。日刊、週刊、旬刊、月刊などがあり、形態は、ブランケット判とタブロイド判に分けられる。民間会社が発行する朝日新聞など全国紙と、中日新聞などブロック紙、業界に関わる状況を報じる日刊工業新聞など業界紙のほかスポーツ新聞、学校新聞など多岐にわたる。新聞紙は劣化が激しいため、図書館では縮刷版やCD-ROM版、マイクロ版を収集するが、それらに収録されていない地方版の保存には、デジタル化などの工夫をする必要がある。
  • 年鑑…政府や新聞社、民間会社などが過去1年間に実施した内容や各種統計などを収録し、1年に1回発行する定期刊行物で、『日本統計年鑑』などがそれにあたる。ほかにも『朝日年鑑』『市政年鑑』『日本民間放送年鑑』などがある。

 

 

Q12. 図書の種類と特徴について、説明してください。

⇒Q4と同じ

 

 

Q13. 下記について、説明して下さい。①internet archive国立国会図書館インターネット資料収集保存事業 ⇒p.87

① internet archives

 1996年に設立されたアメリカの非営利団体で、設立以降の世界のウェブページをロボットによって収集・蓄積し、提供しているデータベースである。

 閲覧したいサイトのURLを「wayback machine」に入力すると、保存日を示したカレンダーが表示されるので、閲覧したい年月日を選択すれば、過去のウェブサイトが確認できる。

 有料サービスの「archive-it」を利用すれば、組織等が作成しているウェブサイトを保存し、インターネットアーカイブで閲覧することができる。

 

② 国立国会図書館インターネット資料収集保存事業

 国や地方公共団体、大学などの公的機関のウェブサイトを中心に収集、保存、提供してるデータベースである。2010年に国立国会図書館法が改正され、国立国会図書館は、承諾なしで公的機関のウェブサイトを収集できるようになった。収集にはドメインが活用され、収取対象となるウェブページはURLで管理されて、クローラというソフトウェアによって起点URLのページからリンクをたどって収集される。国のウェブページは毎月、それ以外の制度収集の対象期間は、年4回収集している。また、著作権法により、資料を提供するために必要と認められる限度において、著作物の複製も可能となっている。

 

 

Q14. 館種別コレクションの収集や特徴について、説明してください

⇒Q7と同じ

 

 

Q15. 障害者に提供する情報資源の種類や特徴について説明してください。⇒p.37

 障害者基本法によって、図書館は、障がい者に対して合理的配慮を行う法的義務がある。図書館が障害者に対して提供する資料には、以下のものがある。

  • 点字・録音資料…視覚障害者をはじめとする読み書きに困難を抱える障害者に提供される、点字で提供される資料で、点字図書や点字絵本がある。ただし、視覚障害者の全員が点字を読めるわけではないので、図書館は、聴覚から情報を取得する録音資料も提供している。録音資料とは、音声や音楽を何らかの記録媒体に録音した資料で、テープ型とディスク型に分けられる。
  • DAISY…音声や画像、動画などを搭載した録音図書のことで、国際規格であるため世界共通で使うことができる。視聴覚障害者のほか、学習障害高機能自閉症などの発達障害者や、ディスレクシアなど様々な障害者に使われている。従来の録音資料と比較し、視覚からも情報を受け取れることや、スピード調整、早送り・巻き戻し機能をもつなど、利便性が高い。
  • 拡大資料…弱視者や高齢者向けに、文字そのものを大きくした資料で、大活字本や拡大写本がある。また、公共図書館では、通常の図書は雑誌を拡大して読む拡大読書器も設置してある。
  • さわる絵本…視覚障害児・者を対象に、半立体的に張り付けている絵やイラストを触って、指や手の触覚で理解できるように工夫した絵本のこと。実物に近い材料を使って製作するのが一般的で、公共図書館では、壊れやすく所蔵数が少ないことから、利用者を限定していることが多い。
  • LLブック…「読みやすい」という意味のスウェーデン語からできた言葉で、内容や言い回し、写真やピクトグラムを用いてわかりやすさを追求したもの。現著作の内容を損なわずに、少ないボリュームでストーリーが展開される。