近畿大学通信で司書資格を取得した記録

近畿大学の通信課程で図書館司書資格を取得しました(2018年度)

図書館情報資源概論 科目終末テスト(回答例)Q1~Q5

※設問の後ろのページ数は2018年度版テキストでの回答に使った参考ページです

※テスト課題は添削されていないので不正解の可能性もあります。あくまでも回答例です

※自分の勉強用にまとめただけのものなので誤字脱字あります 

 

<設問>

Q1. 図書館情報資源とは何か。その具体例を6種類示して、各資料の特徴について説明してください。

 図書館で収集・提供される資料を「図書館情報資源」と呼び、『図書館ハンドブック(第6版)』によると、印刷資料と非印刷資料、一次資料と二次資料、三次資料に分かれる。印刷資料の具体例としては、次の6種類が挙げられる。

  • 一般図書…紙に印刷され、公衆の利用に供されるために製本されており、本体が表紙を除いて49ページ以上の不定期刊行物のうち、辞書などの参考図書を除いた一般図書などを指して言う。
  • 参考図書…一般図書同様に、図書の一種で、辞書・辞典、図鑑、便覧などのことで、通読を目的としていない。
  • 雑誌…完結を予定せず、同一のタイトルのもとに継続して出版される逐次刊行物のうち、月刊、週刊など定期的に出版される定期刊行物で、学術雑誌、商業雑誌などの種類に分けられる。図書と比較して、速報性が高い。
  • 新聞…雑誌同様、逐次刊行物の一種で、時事的なニュースや報道などを中心に、世論に訴える定期刊行物で、図書や雑誌と比較して、速報性が高い。
  • 年鑑…政府や新聞社、民間会社などが過去1年間に実施した内容や各種統計などを収録し、1年に1回発行する定期刊行物で、『日本統計年鑑』などがそれにあたる。
  • 地図資料…地球もしくはほかの天体の表面や関連面について、縮尺し、平面に表現したもので、一定の事象を選び、象徴化している。住宅地図や都市地図を扱う一般図と、植生図や地質図など特定の事象を扱った主題図に分けられる。

 

 

Q2. 逐次刊行物の種類と特徴について説明してください。

 逐次刊行物とは、完結を予定せず、同一のタイトルのもとに継続して出版されるもので、月刊、週刊などの定期刊行物と、不定期に刊行される不定期刊行物がある。

逐次刊行物には、以下の具体例が挙げられる。

  • 雑誌…完結を予定せず、同一のタイトルのもとに継続して出版される逐次刊行物のうち、月刊、週刊など定期的に出版される定期刊行物で、学術雑誌、商業雑誌などの種類に分けられる。図書と比較して、速報性が高い。
  • 新聞…雑誌同様、逐次刊行物の一種で、時事的なニュースや報道などを中心に、世論に訴える定期刊行物で、図書や雑誌と比較して、速報性が高い。
  • 年鑑…政府や新聞社、民間会社などが過去1年間に実施した内容や各種統計などを収録し、1年に1回発行する定期刊行物で、『日本統計年鑑』などがそれにあたる。

 

Q3. 電子図書館デジタルアーカイブについて説明してください。⇒p.83

 「電子図書館」という言葉に明確な定義はないが、一般的には、何らかのかたちで全文テキスト化または画像処理を行ったものをコンピュータに保存して、インターネット上で検索・閲覧できるものを指す。

 デジタルアーカイブとは、現資料を所蔵している機関や提供機関が有形・無形の文化資源をデジタル化し、ネットワーク上に保存した保管庫のことを指す。日本では、アーカイブのことを公文書館の意味としてとらえ、歴史的な文書を保存・公開する機関を指すこともあり、歴史的に文献を残す使命感が強い印象もある。地方の公共図書館デジタルアーカイブに保管されるコンテンツは、資料のデジタル化のほかに、祭りや伝統芸能の動画、オーラルヒストリーなど、地域資料が中心である。

 

 

Q4. 図書の種類と特徴について説明してください。⇒p.17

 図書とは、紙に印刷され、公衆の利用に供されるために製本されており、本体が表紙を除いて49ページ以上の不定期刊行物を指す。一般書や専門書など通読できる一般図書と、辞書や図鑑など部分参照する参考図書がある。

 一般図書には、次の5種類がある。

  • 単行書…1冊1冊が単独で刊行されている図書
  • 全集…特定の人物の著作を収録した個人全集
  • 叢書…シリーズとも呼ばれ、固有タイトルのほかに、グループ全体に共通するタイトルを持っている
  • 文庫本…単行書と比較して廉価で、入手しやすい小型の叢書
  • 新書…あるテーマの入門的な解説や雑学的内容を網羅し、社会への問題提起や教養的な面を備える。

 一方、参考図書は、百科事典、専門辞典、便覧、図鑑などの事実解説的なものと、抄録、目録、書誌、索引、目次など、案内指示的なものがある。

 

 

Q5. 二次資料とは何か、また、二次資料の具体的な資料とその特徴について説明してください。⇒p.3

 二次資料とは、文献そのものである一次資料の内容を編集・加工して作成される情報で、一次資料を見つける検索ツールと、一次資料を編集・整理。加工した辞書体ツールに分けられる。

 検索ツールには、書誌や目録、抄録、索引、目次などがある。

  • 書誌…タイトルや著者、出版者などの書誌情報を何らかの基準で記述し、編纂したもの。具体例としては、国立国会図書館が発行する『日本全国書誌』があり、納本制度により納本を義務付けている図書館が、国内で出版された出版物を網羅している。
  • 目録…書誌情報と、その資料をどこに排架するのかという所在情報を記述したもの
  • 抄録…源文献から要旨となる部分を抜き出し作成したもので、指示的抄録と報知的抄録に分けられる。
  • 索引…原文にたどり着くためにキーワードとして採録された重要語のことで、重要語とページ数とを合わせて記録しており、一般的に図書の巻末に記載されている。
  • 目次…内容の章立てを順序立てて書き並べたもの

 一方、辞書体ツールには、辞書、時点、地図、年表、統計書、図鑑などがある。

 

 

 

図書館ハンドブック

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